お墓について
お墓についてのご案内お墓とは
About Ohaka
お墓というと、あまりにもあたり前の言葉で、すべて同じ認識をもっているような感じがしますが、実際にはそれほど皆同じように理解しているわけではないと思います。
ここで一度、お墓(伝統的なお墓)とは何かを考え、伝統的なお墓の定義を考えていきたいと思います。そもそもお墓の役割と意味とはご遺骨の収納場所という機能の他に沢山の意味を持っていると考えております。いくつかの例をあげると・・・
- 先祖を祀り、敬い、感謝する場所
- 自分が生を全うし、辿り着く場所
- ご先祖様や思い出の家族と会える場所
- 末永く子孫の繁栄を願う場所
- 迷ったときに心を落ち着かせに行く場所
- 良いも悪いも家族の身に起こった事をご先祖様に報告する場所
お墓の意味を考え出すと、キリがないほどあると思いますが、日本人と一般的なお墓の繋がりの始まりは檀家制度にあると考えております。
檀家制度とは古くは徳川幕府のキリシタン弾圧の政策として寺請制度(一般の人々がどこかのお寺の檀家に必ず属さなければならないといった決まり)が導入されたことが始まりです。自分が所属している寺院に対し葬祭供養の全てを任せる代わりに御布施をして寺院の経済支援をする事が檀家制度です。
日本の墓地数
Number of Ohaka
日本全国に墓地の数はどのくらいあるのかご存知でしょうか?
日本全体でおよそ80万箇所あるとされております。この統計データは厚生労働省が集めたデータによるものです。このうち60万箇以上が個人墓地という結果が出ております。それではなぜこのように個人墓地が多いのか理由をご説明していきます。
墓地や埋葬に関する法律が施行された当時、墓地の許可を取得する場合、自治体名か個人名でしか許可を取れないという事情が背景にありました。
現在は寺院などが許可を取る場合、宗教法人名義で許可を取得しておりますが、その当時はまだ宗教法人法がなく民間で墓地を運営する場合、寺院はそのお寺の住職の個人名で取得する場合が非常に多かったようです。
その他の理由として個人墓地の新設はどの自治体でも基本的に認められておりませんが、一部の自治体では条件により新設が認められている地域もあります。その条件は近隣に公募型の寺院墓地や霊園などがない場合、個人墓地を存続させないとお墓参りが継続できない等の状況時です。
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日本全体でおよそ80万箇所
80万箇所
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個人墓地60万箇以上
60万箇所以上